山形県の稲作・品種銘柄・食味ランキング情報

○概要


山形県は寒暖の差が激しいことで知られており、農業が盛んな県です。
市場評価も高く、県内の大部分を市場評価最高の「Aランク」が占め、その生産量も全国で5指に入ります。
明治時代から篤農家による研究も盛んで、かつて『東の亀の尾』と呼ばれ、現代日本の良食味品種の基礎となった『亀ノ尾』も山形県発祥です。

主食用米主力は山形県オリジナル品種の山形45号『はえぬき』。市場価格は安いものの、日本穀物検定協会の食味ランキングで22年連続特Aの記録を持つなど、食味面での評価は非常に高く、業務用に確固たる需要があります。
山形97号『つや姫』は魚沼産コシヒカリに次ぐ高級品種としての地位を確立した山形県屈指のブランド品種です。他県の新品種の台頭にどう対応するか今後が注目されます。
平成30年度からは山形112号『雪若丸』を『はえぬき』、『つや姫』の中間価格帯品種としてデビューさせ、米どころ山形としての存在感をより高められるかどうか、正念場です。

稲作が盛んな山形県は酒造も盛んで、酒造好適米も吟醸酒用の『出羽燦々』、純米酒用の『出羽の里』、大吟醸酒用の『雪女神』の山形県酒米三姉妹に加え、民間開発の『京の華』『羽州誉』『龍の落とし子』『酒未来』と種類が豊富です。

○食味ランキング成績

『はえぬき』が平成6年~平成27年の22年連続での特A評価を受けていましたが、平成28年にA評価となり、連続記録が途絶えました。
『つや姫』が平成22年から参戦。最高ブランドの名に恥じず、特A評価を受け続けています。
平成30年から正式参戦の『雪若丸』も順調に特A評価を受け続けています。
他、連続しての特A評価とまではいかないものの、『コシヒカリ』『ひとめぼれ』の2品種も多くの年で特A評価を受け続けています。

○作付・生産上位3種(R元)

1位『はえぬき』
34,100ha
214,100t
2位『つや姫』
9,500ha
59,600t
3位『ひとめぼれ』
4,600ha
28,500t



○オリジナル品種



山形35号『どまんなか』




山形84号『里のゆき』

山形95号 ※尾花沢市『雪きらり』※JA全農山形『ひだまり』※最上町『夢まどか』
 ラフ設定画            


山形100号『出羽きらり』※掛米用品種(多用途米)
 ラフ設定画
山形112号『雪若丸』
 ラフ設定画(当初)


 


〇『山酒4号』(玉苗)



〇羽州誉
 ラフ設定画


〇酒未来
 ラフ設定画


〇龍の落とし子
 ラフ設定画

〇び系糯60号『でわのもち』
 ラフ設定画

山形糯87号『こゆきもち』
 ラフ設定画






○銘柄一覧(R3)

粳米糯米酒造好適米
あきたこまち朝紫羽州誉
コシヒカリこがねもち改良信交
つや姫こゆきもち亀粋
はえぬき酒田女鶴京の華
ひとめぼれたつこもち五百万石
雪若丸でわのもち酒未来
いのちの壱ヒメノモチ龍の落とし子
金のいぶき山形糯128号出羽燦々
きんのめぐみ 出羽の里
ササニシキ 豊国
里のゆき 美山錦
さわのはな 山酒4号
ちほみのり 山田錦
つきあかり 雪女神
つくばSD1号
つくばSD2号
出羽きらり
どまんなか
花キラリ
はなの舞い
瑞穂黄金
ミルキークイーン
萌えみのり
山形95号
夢いっぱい
夢ごこち

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