稲関係用語解説

じわじわ増設?していきます(かもしれません)

注:管理人の主観が含まれます。


粳米(うるちまい)
 主に通常飯用米のことで、「糯米」に対比して使用される。
 でんぷん成分比率がアミロースがおおよそ20%、アミロペクチンが80%の割合になっている。(糯米はアミロペクチン100%)
 近年、温暖化の影響による登熟期の高温によりアミロース含有率は2~3%低くなる傾向にある。(『コシヒカリ』で18%→15%)



〇合(ごう)
 米の量の単位
 1合≒180㏄≒150g

コシヒカリBL(こしひかりびーえる)
 『BL』は「Blast resistance Lines」(ブラスト・レジスタンス・ラインズ)の略。
 コシヒカリに戻し交配でいもち病抵抗性を導入した品種。
 一時期は評論家(笑)達の恰好の的にされ、考えなしの有象無象さん達が乗っかったおかげで悪印象ばかり残された。
 コシヒカリ新潟BL(コシヒカリIL)は県内全面積一斉切り替え。
 コシヒカリ富山BLは特別栽培でわずかながら?作付けされている。
 偽新潟県産コシヒカリを防ぐ手段も見抜く手段も考えず全面切り替えに反対していた「ある意味」無責任な方達もさすがに近年は沈黙した様子。
 大量に取り扱うJAでは遺伝子判別可能な『コシヒカリBL』を、個人販路を持ち、もしくは開拓する気概のある方は『コシヒカリ』を、これで間違いなく消費者に『新潟県産コシヒカリ』をお届けできています。

〇石(こく)
 米の量の単位。重量ではなく容積で取引をしていた時代に使用された。
 1石=10斗≒180L≒150㎏



〇酒造好適米(しゅぞうこうてきまい)※本来の意味を調査中
 (日本酒を醸造するための原料、「酒米」。
 大粒で心白が発現しやすく、タンパク質含量が少ないなど、特有の品質が求められるため、一般米とは区別される。)【仮】
 
種子法(しゅしほう)
 主要農作物種子法の通称。
 主要農作物(稲、麦、大豆)について、都道府県が優秀な品種を審査し、生産普及することを義務付けた法律。
 平成30年(2018年)4月1日をもって廃止された。

〇升(しょう)
 米の量の単位。重量ではなく容積で取引をしていた時代に使用された。
 1升=10合≒1.8L≒1.5㎏

〇スーパーバイオレットアクエリアスピンクレディ平成白雪(すーぱーばいおれっとあくえりあすぴんくれでぃへいせいしらゆき)
 架空の品種名(?)。
 農林水産省が「品種登録の際に20文字を超える品種名はダメ」の例に使っている。

〇畝(せ)
 水田の面積の単位
 1畝=30歩≒100㎡=1a

 

〇反(たん)
 水田の面積の単位
 1反=10畝≒1,000㎡=10a
   ※正確には991.74㎡だが、通例として1反=10aとされていることが多い。

短稈渡船(たんかんわたりぶね)
 『山田錦』の親品種。
 ただし世間一般には『渡船2号』や『渡船6号』などの別品種をこの『短稈渡船』とする誤った知識が広まっている。
 さらに(誤った)広義で『渡船』系統品種をすべて「山田錦の親」=『短稈渡船』とする風潮も見られる。

〇町(ちょう)
 水田の面積の単位
 1町=10反≒10,000㎡=1ha(100a)
 ※正確には9,917.4㎡ですが1町=1haの解釈が一般的。

〇斗(と)
 米の量の単位。重量ではなく容積で取引をしていた時代に使用された。
 1斗=10升≒18L≒15㎏

〇土地改良区(とちかいりょうく)
 愛称『水土里(みどり)ネット』…というか愛称以前に土地改良区自体が一般にほとんど知られていないと思う、本当に。
 主に水稲栽培にかかわる頭首工(取水門)、揚水機場、そして用排水路の管理を行う非営利団体。
 用水受益者から水田面積に応じて賦課金を徴収し、施設の管理、更新を行っている。
 土地改良区が存在せず、水利組合や個人管理、市町村管理になっている場合もある。




〇俵(ひょう)
 米の量の単位。重量ではなく容積で取引をしていた時代に使用された。
 1俵=4斗≒72L≒60㎏



〇糯米(もちごめ)
 「粳米」と対比して用いられる。(正式表記ではないが『餅米』の表記も一般的になされることが多い。)
 餅として加工されるほか、各種和菓子の原料としても使用される。
 粳米の花粉を受粉すると粳米になってしまうため、栽培は団地化して行われることも多い。
 アミロース含有率がほぼ0%で、アミロペクチン含有率が100%に近い。

〇森田早生(もりたわせ)【誤字】
 品種『森多早生』の誤字。秋田県が誤記したせいで暫くはこの”森田”で世間に広まった。
 現代でもたまに間違って記載している人、というか公的機関も普通に間違っている。
 


山田穂(やまだぼ)
 兵庫県の在来品種の名前で、『山田錦』の親品種。
 ただし世間一般には、白鶴酒造の流した誤情報「新山田穂1号が山田穂の正式名称である」が広まっており、『新山田穂1号』が”山田穂”の名前で流通販売されているものと思われる。
 





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