岩手県の稲作・品種銘柄・食味ランキング情報

○概要

花巻市、北上市、奥州市、一関市周辺のAランク評価地区を中心に稲作が盛んです。
食味ランキングでは『岩手県県南産ひとめぼれ』が実はすごい記録を持っているのですがどうも影が薄い…
良品質米を産出するも、主力作付品種は『ひとめぼれ』や『あきたこまち』といった他県育成。
『ぎんおとめ』『吟ぎんが』『いわてっこ』といったオリジナル品種はあるものの、メジャーでない分やはり岩手県イメージが薄くなっているのでしょうか…?

そんな岩手県はブランド米競争に乗り出すために『銀河のしずく』『金色の風』の2品種を筆頭に・・・しかしデビューから数年経ってまた影が薄くなってきているような・・・?

糯品種ナンバー2の『ヒメノモチ』は一応岩手県出身ですが、東北農業試験場(現・農研機構)育成なので”岩手県オリジナル”かと言われると・・・?

良質米の産地ながら影が薄いという意味では山形県と通じるモノがありますね。

○食味ランキング成績

オリジナル品種は不在であるものの岩手県県南産『ひとめぼれ』が唯一平成15年を除いて平成6年からの特A評価となる安定性・・・があるように見えましたが、平成29年に途切れてから以後不調の模様です。(H30特Aの後、R1~2と陥落中)
この『岩手県県南産ひとめぼれ』、あまり注目されていないものの、実は『コシヒカリ』から『コシヒカリ新潟BL』に品種変更している『新潟県魚沼産コシヒカリ』や、実は産地を変えている『山形県産はえぬき』を抜いて、本当の最長特A連続評価記録(H28時点13年連続)を誇っています。
他、『岩手県県中あきたこまち』が10年に1回ほど特A、平成28年には『岩手県県中ひとめぼれ』も特Aの仲間入りをしました。

平成28年には参考品種として岩手県オリジナル品種『銀河のしずく』が特A評価を受け、本選考に移ってからも平成30年から特A継続しています。
つづいてデビュー予定の『金色の風』は・・・大苦戦。

今後の岩手県の両輪となるべき『銀・金コンビ』の行く末や・・・

○作付・生産上位3種(R元)

1位『ひとめぼれ』
31,600ha
175,000t
2位『あきたこまち
6,700ha
37,200t
3位『いわてっこ』
2,300ha
12,600t





○オリジナル(関連)品種



〇岩南糯19号『もち美人』
 ラフ設定画







○銘柄一覧(R3)

粳米糯米酒造好適米
あきたこまちこがねもちぎんおとめ
いわてっこヒメノモチ吟ぎんが
ササニシキもち美人結の香
どんぴしゃり朝紫
ひとめぼれカグヤモチ
かけはしめんこもち
きらほ夕やけもち
銀河のしずく
コシヒカリ
金色の風
たかたのゆめ
ちほみのり
つきあかり
トヨニシキ
ほむすめ舞
ミルキークイーン
萌えみのり
ゆきおとめ
ゆみあずさ

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