○概要
日本の最北端、冷涼な気候から昔は稲作に向いた土地柄とは言えず、広大な農地を持ちながらも米に関しては「鳥・猫すら食わないほど不味い”鳥またぎ・猫またぎ”」とまで揶揄されていました。
しかし、たゆみない育種研究、そして近年の地球温暖化による気温上昇もあり、いまでは極良食味品種を要し、新潟県と生産量で競い、量・質共に米の一大産地となりました。
気象・立地の特殊性から、生産されている水稲品種は全て道オリジナルです。
名寄市は糯米の一大産地となっています。
日本の中でも気候条件の違いから、銘柄指定されている品種はほぼすべて北海道オリジナル品種。
道主力の『ななつぼし』、高級ブランドとして定着した『ゆめぴりか』、多少マイナーながらも低アミロース米の『おぼろづき』も評価が高いです。
北海道米の革新的転機となった良食味米の『きらら397』は後発品種の普及もあって作付面積は減少気味のようです。
○食味ランキング成績
平成21年までは特Aランク獲得品種は皆無の状態でしたが平成22年に『ななつぼし』、平成23年に『ゆめぴりか』、そして平成27年からは『ふっくりんこ』がそれぞれ特Aを獲得。
以後、安定して特A評価を受け続けています。
食味ランキング特Aの常連さんになりつつあります。
○作付・生産上位3種(R元)
1位『ななつぼし』
45,400ha
259,200t
2位『ゆめぴりか』
20,700ha
118,000t
3位『きらら397』
8,900ha
51,000t
〇北海292号『おぼろづき』
45,400ha
259,200t
2位『ゆめぴりか』
20,700ha
118,000t
3位『きらら397』
8,900ha
51,000t
○オリジナル品種
〇北海292号『おぼろづき』
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